失敗しない家づくりマニュアル

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間取りを決めるには

家の間取りを考えるときに古代中国で生まれた風習で、家相という考え方があります。陰陽五行、干支、九星などの諸説に基づいているといわれ、快適な気が流れているため、心地よさを感じる家になると言われています。
専門的な話になってしまうと、細かな部分も多く、すべての要素を取り入れることは難しいかもしれませんが、おおまかに東西南北の方角が住まいにどんな影響を与えがちなのか知るだけでも、プランニングに役立つかもしれません。

東・東南:東の方位は、太陽が昇る方位です。朝日を家の中に取り込むことで、体も心も自然に一日の始まりを知ることができ、正しいリズムをきざみはじめます。特に東南は紫外線が多くでる時間帯に陽が差し込む方位。日中を境に室温が下がっていくため、紫外線の殺菌作用と快適な室温で気持ちよくすごせる場所。

北・北東:北や北東は、湿気、室温の問題が出やすい方角です。一日を通じて太陽の光が差し込みにくいので寒くて、湿気やすいのです。室内に余分な湿気を取り込むとカビなどの発生が心配されます。家の耐久性にも影響がでないとは言いきれません。換気と湿気の調節に気を配ることが大切なようです。

西北  :日本では冬の時期に北西からの風が吹くことが多いですが、冬は乾燥しやすく火事が発生することも多かったのでしょうか、風上になりやすいこの方角に蔵を作るとよいといわれてきました。今日でも物置や倉庫向きの方角といわれることが多いようです。 

西・南西:南西は、午後からの強い陽が差しこむため室温も上昇しがちです。夏はすごしにくく体調を崩しやすいでしょう。殺菌力のある紫外線は上空のオゾン層に吸収され減少していますので台所が南西にある場合には食材を傷めたりすることも多いようです。適度な遮光に気を配ることが大切です。

南   :暖かい太陽の光を取り入れることができる方位です。程よく光を取り込んで北側との通気をとる設計にすれば家の中の温度バランスが一日を通じて程よく保たれるのではないでしょうか。南に庭がある場合は、この方角に水場をつくると、暖められた湿気を家の中にとりこみますので高温多湿の風土には向かないつくりとなります。

家相を信じる人は意外と多いようですが、すべての決まりごとを取り入れることは難しいです。間取りを決めることも大変な作業です。せっかくの智恵も取り入れる前に「やーめた、めんどくさーい!」となりかねません。
ポイントは陽の光と風の力をうまく利用して、家の中に過度な湿気や空気が停滞するのをさけること。そうすることで家も長持ちするし、人も健康的に住まうことができるという経験からのありがたい智恵なのです。同時に家族の生活パターンを思い描くと、住む人にとって楽しい間取りが出来上がるのではないでしょうか?

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