失敗しない家づくりマニュアル

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浜松の山林(天竜杉・ヒノキ)

私たちの事務所は国道152号線を北に向かって走った船明という場所にあります。市街地・住宅の並ぶ風景を見て走ってくると、このあたりから本当に山の美しい風景が広がってきます。船明を過ぎてしばらくいくと左手に船明ダムを見ながら道は延々と山林の景色の中を長野方面へと向かいます。

このあたりは明治頃から本格的に始まった植林のさかんな地域です。
浜松では有名でしょう、金原明善という人が郷土の人々の暮らしを守るため
古くは、氾濫の多かった天竜川の治水事業の一環として始まったと言われています。

天竜の山々に育つ、杉やひのきは自然条件の助けもあって、昔から人気のある建築用材料でした。野菜などでもそうですが、この産地の物は味に深みがあるねとか、土地土地でなにかしらの特徴がでるものです。天竜産の材木の特徴をそのようにたとえて言うならば、「ねばりがあって非常に強い」ということです。

木は材木として皆様のところに届くまで、成長が早いと言われる杉やひのきでも、何十年という月日を費やします。何十年も前の人たちが心を込めて世話をしてきた山々の木々が切られる事なくたくさんストックされて世の中に出る日をそっと待っています。まさに今が伐採の旬。ワインで言うと、飲み頃といったところです。

木々は二酸化炭素を吸って体の中に炭素として封じ込めます。
木々は炭素を蓄えたタンクなのです。
木の家が建つとき、山から炭素のタンクを町に移したことになります。材木として、伐られても燃えない限り二酸化炭素は放出されることはありません。町の中に木々がたくさん立ち並んでいるのと一部同じ意味合いを持ちます。

十分に成長して二酸化炭素の吸収率が減った木を炭素のタンクとして出材し、山では新たに若木を育てることで、新しい木々が毎日二酸化炭素を吸収し続ける。木材で、家を建てるということは空気中の二酸化炭素を減らす役割もあるのです。

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